代表挨拶

Top message

新時代の構造用集成材ベンダーとして
激変する時代にしなやかに
適応してまいります。

株式会社キクモクBEAM
代表取締役

坂本恭男

当社は2021年4月、株式会社キクモクの集成材販売事業を引き継ぐ形で設立されました。同年7月には引き継いだ集成材の製造事業を、恒栄資材株式会社に移管させ、製販分離を図りました。株式会社キクモクは60年に亘り、高品質な集成材製造販売事業を展開してまいりましたが、プレカット事業から木造建築・リフォーム事業までを幅広く展開する恒栄・マツモトグループの一員となり、相互の資源を共有することで、新たな成長ステージを迎えるに至っております。

恒栄・マツモトグループは、プレカット加工事業を主軸として、住宅に関するワンストップ体制の構築を目指しています。私は、その生産事業を統括しながら、実務においてはその中核を成す恒栄資材株式会社の小名浜工場の工場長として長年従事してまいりました*。プレカット事業者としては、今回のM&Aにより川上側の事業を拡張したことになり、お客様に対し、より広範囲な商材・サービスの提供が可能となりました。今後は、川下側への業容・業態拡大と相まって、引き続きグループの相乗効果を創出し、ワンストップサービスを実現してまいります。
*恒栄資材株式会社・株式会社マツモト生産本部 取締役 常務執行役員 兼任

集成材事業は、主に輸入材を調達しては予定生産を行いストックすることから、需要変動による経営リスクが高いとされています。また原産地の虫害発生や政情等の事情によって供給量自体、安定しているとは言えません。需要家のみなさまに、いかに安定して製品をご提供できるかという視点に立ち、サプライチェーンの見直しを図りつつ、一方では資材を有効活用し無駄を省くための製造工程の改善、生産技術の向上にも取り組んでまいります。恒栄資材側に引き渡した湯本工場とプレカットの主工場である小名浜工場間では製造技術の伝搬を目的とした人材交流も始まっています。

恒栄・マツモトグループとしての集成材事業は、今まさにスタートしたばかりですが、キクモク社が培ってきた資源を活かしながら、グループ社員一同全力で努力し、信頼できるパートナーになりうるよう、鋭意努力してまいります。今後ともなお一層のご指導、お引立てを賜ります様にお願い申し上げます。